眼鏡馬鹿を拗らせてはや30数年。眼鏡馬鹿です。眼鏡は眼鏡といっても、私の場合は眼鏡教過激派のさらに少数分派である「眼鏡はかけていなくてもいい」という、いまいち意味が伝わらないフェチズムであります。よく聞かれるのですが、眼鏡をかけていない人は、いわゆる眼鏡をかけている人の引き立て役なのか……? それは誓って言いますが、違います。

眼鏡をかけたくない人、眼鏡をかけるほど視力が悪くない人に、わざわざかけてもらっても意味がないのです。必要とする人がかければいいし、10年モノの眼鏡からは良い出汁が出ます。間違いない。これを過激派風にわざわざ表現するとすれば「本物の眼鏡たる資質、資格」これに尽きてしまうのです。

さてさてさて。こんな面倒くさい眼鏡好きの私が、キングスマンを観ていないはずがなかった。当然です、イケオジに眼鏡。成長した若い衆が眼鏡。当然のようにウェリントン。

ありがとうございまーーーす!

開始15分くらいで、ん? と首を捻る自分がいました。確かに眼鏡。確かに眼鏡なのですよ、ただ、少し…違う。装備としての眼鏡ではあるものの、視力を補う為の眼鏡ではなく、ウェアラブルガジェットとしての眼鏡なのですよ。はっきりいうと、バーローことコナンくんなわけです。ここで眼鏡フェチズムの極みを通り越えて、眼鏡教の末端にいる私は「ああ、これは違う」と気付くわけです。

しかし、変態に変態を重ねた日本人がやれなかったことを、イギリスの高級テーラーがやる、という設定は他になかった(少なくとも私は知らない)ので、素敵やんガジェット眼鏡、素敵やんガジェット傘、素敵やん以下エンドレス、ブラボーハラショー、ここにキングスマンファンがひとり爆誕するわけです。007を生み出した国が、自ら007を茶化して回るうーんこの。

この映画はまさに眼鏡だらけと言ってよく、悪の組織のトップも、もれなく眼鏡。ポップな眼鏡。あの眼鏡欲しい。

悪の組織には美人幹部が付き物ですが、この美人幹部さんは元々がモデルさん。だから本当にガゼルという名前がしっくりくるくらい、シュッとしている。ちなみに眼鏡ではない。ここで彼女も眼鏡だとそれはそれで困るわけですよ、我らがキングスマンの若手は訓練に訓練を重ね、ようやくエージェントとして、あのガジェット眼鏡を装着出来たわけです。誰しもが眼鏡であることに何の意味があろうか。眼鏡ではないがめっちゃつよい。そこがガゼルのいいところ。

さきほど申し上げたように、キングスマンの若手は訓練に訓練を重ねます。元々チャブ(イギリスの不良みたいな存在)だった彼に、テーブルマナーを始め、カクテルの作り方、女性の扱い方に加えて、各種格闘術を教えていくのです。チャブだった彼も好きでチャブになり、腐っていたわけではないことは、映画でもしっかり語られています。

本当は家族。特にお母さんや妹を心から愛する優しい青年なのです。そこに眼鏡です。最高やん?

枯れた眼鏡イケオジたちに優しく見守られてキングスマンに成長していくストーリーは、眼鏡好きでなくとも、ショタとイケオジのコンビが好きだったり、成長する背伸びショタが好きだというお姉さま方にも受け入れられるかと思います。

ただし、この監督は私も以前ここでご案内した、キックアスの監督。斬れば血が出ます、撃てば血が出るのです。殴れば歯が取れることもあるでしょ。そういう表現が平気な人にお勧めしたいと思います。

日本がやりたくてもやれなかった、コナンくん的眼鏡の祭典であるキングスマン。一度ご覧になってみてください。

もしかしたら、私のブログの読者さんにとっては超今更感漂うネタかもしれませんが、それてまも週に2回くらいは観たい、素敵な映画ですよ。

是非是非に!

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